【長生きする猫の特徴】体型や歯は?飼育環境や食事など今すぐできる対策を紹介

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猫と病気

先日、某動物系テレビ番組で21歳の長寿猫が紹介されていました。なんでもおせんべいが大好物で、21歳の今もバリバリと歯で噛み砕いて食べていました。

猫の平均寿命は15~16歳と言われており、21歳は立派な長寿猫ですね。実は最近、長寿猫の特徴をまとめた著書「ご長寿猫に聞いたこと 」が発売されるなど、長寿猫に注目が集まっています。

 

大切な飼い猫には、できるだけ元気に長生きして欲しいですよね。

そこで、今回は「長生きする猫の特徴」をまとめてみました。これを読んで、世界一の長寿猫を目指してみてください!(ちなみに現在の現役ご長寿猫は25歳だそうです。)

 

猫の平均寿命と飼育環境

猫の寿命は年々伸びてきています。正確な統計データはございませんが、室内飼育の猫の平均寿命が15~16歳、外飼い(野生)の猫の平均寿命が12~13歳程度と言われています。

近年はペットブームかつ猫ブームにより、高級種を完全室内飼育、フードにもこだわって大切に育てていらっしゃる飼い主さんも多く、平均寿命がのびる傾向にあるようです。

獣医療の発展も寿命に寄与していると嬉しいですね。

さて、室内飼育と外飼いで寿命に差が出るのはいったいなぜでしょうか?

これには、大きく2つの理由が考えられ、「感染」「交通事故」のリスクの差です。

猫の感染症の中には他の猫との喧嘩や交尾行動などで感染し、発症して重症化すると命にかかわるものもあります。

さらに、住宅街で外飼いされている猫は、常に交通事故の危険とも隣り合わせですね。

したがって飼い猫に長生きして欲しい場合は、まず何より「完全室内飼育」をおすすめします。

 

【長寿猫の特徴①】歯が丈夫でしっかり噛むことができる!

ここからは、著書「ご長寿猫に聞いたこと」や普段の診療からの私の経験をもとに、ご長寿猫の特徴を紹介していきたいと思います。

まず、ご長寿猫の多くに共通している特徴が「歯がしっかりと残っている」ことです。

通常、私たち人間もそうですが、高齢になると歯が抜けてしまいますよね。とくに歯肉炎や歯周病などが進行した猫では、15歳をこえるとほとんど歯が残っていないことも多いです。

しかし、20歳ちかくまで生きる長寿猫は、硬いものもしっかりと噛み砕くことができる丈夫な歯が多く残っています。(初めにご紹介した21歳の老猫も“おせんべい”をバリバリと食べていました。)

歯が丈夫でしっかりと咀嚼できることは「食欲維持」や、脳への刺激となり「認知症予防」などにもつながるため、まさに元気に長生きできる秘訣といえるでしょう。

飼い猫に長生きして欲しい場合は、若齢の頃からしっかりとオーラルケアをし、高齢になったときに丈夫な歯が多く残るようにしてあげたいですね。

 

【長寿猫の特徴②】よく食べて適度に動く「普通体型」

続いてのご長寿猫の特徴は、「普通体型」であることです。

完全室内飼育の場合、運動不足や飼い主さんの甘やかし(おやつやフードの与えすぎ)により「肥満」傾向の猫が多いです。一方、食が細いタイプの「やせ型」の猫もいます。

しかし、ご長寿猫はそのどちらでもなく“いたって普通の体型”です。

元気に長生きするためにはよく食べて、しっかりと運動もする必要があるということですね。

飼い猫が喜んで食べてくれるフードを選ぶことや、与える量をしっかりと管理するなど、飼い主さんが工夫できることも多いです。

【長寿猫の特徴③】子猫の時期から病気知らず!

3つ目は、先ほど平均寿命のところでも少しお話しましたが飼育環境によるところが大きいと考えられます。ご長寿猫は「完全室内飼育」の場合がほとんどで、子猫の時期から高齢期まで、これといった病気(感染症など)に罹患せず、病気知らずという子が多いです。

下記は、猫に多くみられる病気を予防するために、飼い主さんにできることをまとめています。

■完全室内飼育で感染症・交通事故のリスクを下げる

まず、完全室内飼育にすることで他の猫との接触を避け、感染症に罹患するリスクを下げましょう。

また感染症だけではなく外に出ないことで、寄生虫やダニといった健康を損なう生物との接触リスクもなくなります。これは、飼い猫の飼育環境をきれいに保つことはもちろん、飼い主さんにアレルギー症状などを引き起こさないためにも重要なポイントです。

また、外出させないことで交通事故や迷子のリスクもなくなります。

※すでに外飼いしている場合や、野良猫を飼うことになった場合はなかなか「完全室内飼育」の環境に慣れてくれないこともあります。そのような場合は、5種以上の「混合ワクチン」をしっかりと1年おきに接種し罹患するリスクを下げるなどの工夫をすると良いでしょう。もちろん避妊や去勢手術を徹底することで、交尾や濃厚接触によって感染する疾患の罹患リスクも下げることができます。

■腎臓病やがんなどの高齢猫に多い疾患を予防する

感染症以外にも、腎臓病やがんといった高齢猫に多い疾患もしっかりと予防しておくことが、もちろん大切です。

実は猫の死因の1位は「がん」です。2位が「腎不全」、3位が「猫伝染性腹膜炎(感染症)」と続きます。(参考:日本アニマル倶楽部「犬・猫 死亡原因病気TOP10」)

「がん」の原因はさまざまですが、発がん性のある添加物が大量に含まれたフードや、過剰なストレス、注射や食物アレルギーに伴う慢性炎症なども原因の1つと考えられています。

「腎不全」は猫に多い疾患ではありますが、適切な食事や水分補給などで予防できる場合もあります。

いずれにしても、これらの死因上位の疾患は、適切な「フード選び」や「飼育環境」といった飼い主さんの工夫や努力で予防できるものも多いことがわかります。死亡率の高い疾患に罹患しないよう、できることから対策をとってあげたいですね。

 

【長寿猫の特徴④】単独飼育でストレスが少ない!

4つ目も飼育環境の特徴ですが、ご長寿猫は「単独飼育」に多いという特徴があります。

そもそも猫は非常に縄張り意識の強い動物で、仲間との遊びを必要とする犬とは異なり、他の猫と狭い空間で一緒に生活することに大きなストレスを感じる傾向にあります。

実際に、保護施設や研究施設などでは「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の一環として、犬の場合は複数頭を同じ空間で遊ばせるといったことをおこないストレスを発散させます。一方の猫は、たとえ狭い空間でも良いので、それぞれが安心できる空間を与えることでストレスを軽減しています。(参考:農林水産省「アニマルウェルフェア」、「動物の愛護及び管理に関する法律」)

少し話がそれましたが、ストレスが健康に悪影響を与えるのは人間と同じです。長生きの秘訣は、猫の動物としての習性や個々の性格を理解し、ストレスを溜めにくい環境をつくってあげることです。また、ストレスは他の猫とのケンカ、スプレー(尿をまき散らす)などの問題行動を起こす原因ともなり、飼い主さんの悩みを増やしてしまうことにもつながります。

【まとめ】長寿猫に共通するライフスタイルを参考に!

ご長寿猫に共通する4つの特徴「歯が丈夫」「普通体型」「完全室内飼育」「単独飼育」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

いずれも、飼い主さんのちょっとしたケアや工夫が大切なポイントであることもわかっていただけたかと思います。大切な飼い猫には、元気に長生きして欲しいと誰もが願いますよね。多くの長寿猫のライフスタイルを参考に、みなさんの飼い猫も世界一の長寿猫を目指してください!

このサイトでは猫の健康を考慮したキャットフードの選び方についても解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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