獣医師の診察を基に処方されるキャットフード プリスクリプションダイエット(i/d)(c/d)の徹底解析

  •   
  •   
  • 獣医師の診察を基に処方されるキャットフード プリスクリプションダイエット(i/d)(c/d)の徹底解析

プリスクリプションダイエットは、獣医師の診察を基に処方されるキャットフードです。

とくに(i/d)は胃腸疾患の猫のため、(c/d)は尿路疾患の猫のために与えられるキャットフードです。

ここでは、実際に(i/d)(c/d)がどのような効能や働きをするのかを紹介し、プリスクリプションダイエットが猫のために役に立っているのかどうかも説明していきます。

プリスクリプションダイエットとは

米国では、獣医師の処方箋が無いと購入できないサイエンスダイエットの特別療法食です。

日本では、処方箋が無くても購入できるようですが、プリスクリプションダイエットを与えている間は、獣医師の定期的な診察が必要です。

特別療法食とは?

日本サイエンスダイエットの販売元である日本ヒルズ・コルゲート社のホームページによると、

特定の疾患等に栄養的に対処するために栄養バランスが考慮され、専門的なアドバイスや処方に従って与えることを意図としたペットフード」のことだそうです。

引用サイト:日本ヒルズ・コルゲート社

そのため、獣医師の診断により、猫の疾患に合わせた栄養を含んだ治療をサポートするための食事と言えます。

ドライフードや缶詰のウェットフードなど、猫の状態に合わせて選べますので、飼い主の方も安心して与えることができます。

i/dとは

主に胃腸疾患を患っている猫に、処方薬とともにすすめられるキャットフードです。

胃腸疾患では胃腸の不調によって、嘔吐や下痢などの症状が出てきます。その症状によって失われる栄養素やミネラルを速やかに供給し、吸収させます。

その他にも、栄養補給が必要な子猫や術後などで体力が万全でない猫などにも与えることができます。吸収が良いので、栄養補給には適している療法食です。

c/dとは

尿路疾患など(膀胱炎などの感染症から尿路結石などの疾患まで)、幅広くケアしてくれる療法食です。

尿路結石は、主にカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラル分が何らかの原因で多く排出され、それらが固まって尿路を塞いでしまう疾患です。そのため、それらをコントロールするpH(アルカリ性から酸性に戻す)などを調節してくれます。

また膀胱炎などには、抗炎症作用や免疫力を上げるオメガ脂肪酸やビタミンEなどを取り入れて、炎症を抑えたり早く炎症が治るようサポートしています。

プリスクリプションダイエットi /d の5つのメリット

  1. 吸収が良い
    栄養素の吸収が早いので、嘔吐や下痢で失われた栄養を素早く体内に戻すことができます。
    点滴も良いのですが、口から食べられる方が吸収も良く継続して続けることができます(点滴は、1日十何時間もできません)。
  2. ドライフードとウェットフードがある
    歯に問題がある猫や、子猫や老猫などはドライフードが食べられない子もいます。
    反対に、噛み応えがあるドライフードしか受け付けない猫など、様々な猫に対応するために、ドライフードとウェットフードの両方が用意してあります。
    そのため、その猫の健康状態によって、変えられるのもメリットです。
  3. カリウム・ビタミンBなども豊富に含まれている
    嘔吐や下痢などになると、体中の水分が失われてしまうとともに、カリウムやビタミンB群などのミネラルやビタミンも失われてしまいます。
    とくに、カリウムなどが失われると、体内の電解質バランスが狂ってしまい体調不良を起こし、最悪の場合には昏睡状態になってしまうかもしれません。そのためこのi/dには、それらの必要なビタミンやミネラル類が含まれています。
  4. 食物繊維を多く含んでいる
    食物繊維には、水溶性食物繊維と難溶性食物繊維の2種類があり、水溶性食物繊維は腸内で腸内細菌の餌になったり、老廃物や脂肪を吸着します。
    難溶性食物繊維は、水分を吸収し便のカサを増し、便の排出をスムーズにしたり、脂肪や老廃物を腸内から排出する働きを持っています。
  5. カロリーが高い
    栄養が必要な時期の猫や病気回復期の猫には、高カロリーな食事が必要です。
    猫は人間と違い体重が軽いので、少しでも体重減少があるようなら早めの対応が望まれます。

 

プリスクリプションダイエットi /d の3つのデメリット

  1. 長期間続けられない
    病気の種類にもよりますが、高カロリーやカリウムを多く含んでいるため、長期間継続して続けることができません。そのため、獣医師の判断に従って適宜にキャットフードを変えていく必要があります。
  2. 体重増加しすぎる場合がある
    体重減少も問題がありますが、猫の体型上、あまり体重が短期間に増えすぎても、背骨や他の骨に負担がかかる場合があります。
  3. 猫が食べてくれない
    味が選べませんので、食べてほしくても猫の好みに合わない場合には、全く食べてくれないこともあります。
    そのような場合には、猫用のミルクを合わせたり、他の栄養補助食などと併用してくれる場合もあります。しかし、そのような場合でも、獣医師のアドバイスを元に行ってください。

参考文献サイト:Prescription Diet

 

プリスクリプションダイエットc/dの5つのメリット

  1. ストルバイト尿石を溶解する
    猫の尿結石には、大きく分けてマグネシウムが主なストルバイトと、カルシウムが主なシュウ酸カルシウムがあります。人間と同じように、猫も尿中のpHが変わることによって(酸性からアルカリ性に傾きます)、尿結石ができやすくなってしまいます。
    このキャットフードはストルバイトを溶解するために、尿のpHを酸性に傾ける働きがありますので、サイトにも記述されていますが、平均27日でストルバイトの結石が解消できます。
  2. 抗炎症効果と免疫力アップ効果
    猫の中でも、特にメス猫はトイレをするたびに、猫砂との距離が近いので感染症になりやすく、膀胱炎になりやすいです。
    そのため、オメガ脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸(人間や猫が体内の機能を働かせるために必要な脂肪酸)を加えています。オメガ脂肪酸は、コレステロール値の減少や、エネルギーアップ、または免疫力アップなどの効果があります。
  3. 低脂肪・低カロリーで体重コントロールも万全
    他のキャットフードと比べても、低カロリーに仕上がっています。そのため、病気療養中も体力を落とすことなく、体重制限をしなくてはいけない猫などには最適なキャットフードです。
  4. βカロテン・ビタミンEなど抗酸化物質も豊富に取り入れられている
    βカロテンはニンジンなどに含まれているオレンジ色の色素ですが、抗酸化物質として、細胞膜を保護したり、抗がん作用などが今話題になっている物質です。
    さらに、抗酸化力が強いビタミンとして有名なビタミンEは、毛皮を滑らかに光沢をもたせ、皮膚の水分と油分のコントロールを行います。また、免疫力もアップさせますので、皮膚疾患にも強くなります。
  5. 主原料は米
    猫には消化が悪いなどとも言われていますが、人間と同様に、米は一番アレルギーが起きにくく(中には米アレルギーもありますので、絶対にそうとは言い切れませんが)、炭水化物の中では安定している食品です。
    そのため、腹持ちも良くカロリーは低いわりに空腹感を持たずに過ごせます。また、これと言ったデメリットもないので、c/dは継続して長期間与えることができます。

プリスクリプションダイエットc/dの3つのデメリット

  1. 穀物が入っている
    米は消化もいいのですが(猫によるので、全ての猫がそうだとは言い切れません)、小麦やコーングルテンは、アレルギー反応を起こしやすかったり、消化されるのに負担がかかることでも知られています。
    そのため、合わない猫もいますので、その場合には獣医師と相談の上、他のキャットフードに変えてください。
  2. 動物性油脂の種類が不明瞭
    動物性油脂とだけ明記されていますが、実際にどのような動物性油脂が使用されているのか不明瞭な部分があります。
    確かに、健康な猫ならば排出力や免疫力も十分優れてますので、そこまで心配する必要もありませんが、腎臓や膀胱などが弱っている猫は、免疫力も落ちていますし、機能も普段よりも劣っています。
    そのため、動物性油脂の品質にもこだわりたいです。
  3. 味が良くない
    口コミサイトなどでは、食いつきが悪いという評判です。
    塩分が低いため、美味しく作れないという理由もありますが、これは猫の好みにもよるので食いつきが良くない猫だと、全く食べてくれなくなります。

参考サイト:キャットフードの達人

まとめ

プレスクリプションサイエンスダイエットは、猫の疾患の治療をサポートする目的で、獣医師の監修の元に作られました。

i/dは主に、吐き気や下痢で体内の電解質バランスが崩れたり栄養が足りていない猫に与えたり、回復期の猫に最適です。

c/dは、カロリー制限や、尿路疾患などの猫に最適な療法食です。

どちらも、猫の疾患に合わせたビタミンやミネラルがバランスよく配合されていたり、野菜や天然由来のものを使用するなど、治療中の猫に負担がかからない仕組みになっています。

http://www.hills.co.jp/pd/products/cat/detail/i.shtml
おすすめキャットフードランキング

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です