【メディファスキャットフード】獣医師が原材料や栄養成分を評価!口コミ分析から判明した健康リスクも紹介

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キャットフードの解説

 

お手頃価格で尿路結石予防ができると人気の「メディファス」は、完全国内生産で、日本のメーカーによって製造販売されているキャットフードです。

猫に多い疾患である尿路結石を予防するために大学と共同開発された商品で、年齢や生活習慣に応じた豊富なラインナップが用意されているのも人気の理由でしょう。

しかし、安価なため原材料の中には猫にあまり適さないものや、安全面で気になるものも含まれており、不安な気持ちのまま与えていらっしゃる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

近年、ペットにも安心・安全の高品質なフードを与えたいと考える飼い主さんが増えてきており、プレミアムキャットフードと呼ばれる、無添加・グレインフリー・高タンパクなキャットフードも販売され、話題となっています。数年前とは比べられないくらい多くの種類のキャットフードが市場に出回っています。

そんな中でも安定した人気を維持している「メディファス」について、獣医師目線で、原材料や栄養成分、口コミを分析し、メディファスの良い点・悪い点をまとめてみたいと思います

キャットフード選びの参考にしていただけると幸いです。

 

メディファスの基本情報【販売会社や原産国など】

メディファスは、岐阜県に本社を構える『ペットライン株式会社』が製造販売を行っているキャットフードです。

麻布大学獣医学部と共同開発した下部尿路疾患の予防に注力した商品です。
麻布大学は、日本の獣医学部の中でも私立大学ではトップクラスで、かつ小動物(犬や猫)の臨床に力を入れている大学です。

猫の臨床現場で最も多くみられる疾患というのが、まさに『下部尿路疾患』です。というのも、猫はその習性から尿路結石ができやすいのです。

年齢や生活習慣によってできる結石の種類も異なるため、メディファスは年齢や生活習慣ごとにそれぞれ異なるレシピを開発し、豊富なラインナップが用意されています

また、完全国内生産されていることから、製造工程の衛生面や品質面についても安心感があって良いですね。

 

メディファスの口コミ【獣医師による分析つき】

このように、麻布大学獣医学部という国内有数の小動物臨床の専門機関と共同開発されており、豊富なラインナップが揃っているメディファスですが、実際にメディファスを使用している方々の口コミはどういったものがあるのでしょうか。

メディファスは、通販サイトで購入できる他、ペットショップはもちろん、スーパーやホームセンターでも見かけることがあります。
今回は、通販サイトの口コミから気になったものを抽出し、獣医師目線で分析していきたいと思います。
対象商品は、最も購入者が多い『1歳~/室内猫用/チキン&フィッシュ味』としました。

 

メディファスの口コミ【Amazon】

 

  • ★★★★☆ 食いつき良好
    2匹の猫双方食い付きがよく気に入っている様子。信頼できるメーカーなので、これからも継続的に購入するつもり。
    「やはり、製造販売元が国内メーカーで、完全国内生産されているという点は、飼い主さんにとって大きな安心感につながっているようですね。
    日本に限った話ではなく、ペット先進国(欧米先進国)では、ペットフードの製造においても人の食品と同レベルの衛生管理や品質管理を徹底しています。食いつきの良さは、好みの問題もありますが、チキン&フィッシュ味ということで、多くの猫が好む味付けになっていると思います。」
  • ★★★☆☆ 室内飼い用だからなのか・・・
    あまり満腹感を感じないようです。香りはマクドナルドのような香りがします。
    「室内飼育用は、通常のメディファス1歳~と比べて、約5%のカロリーがカットされています。
    それほど大きな違いはないと思いますが、室内飼育でも運動量が多い子の場合は、ウェットタイプのフードやおやつなどを少しだけ与えても良いかもしれませんね。」
  • ★★★★★ お腹にやさしい?
    3歳になるうちの猫は、このエサ以外だとお腹を壊します。なのでずっとお世話になっています。
    「メディファス室内猫用には、通常のメディファス1歳~と比較して、オリゴ糖が約1.5倍含まれています。
    オリゴ糖は腸内環境を整え、善玉の乳酸菌を増やす効果もあり、便の状態が良くなったのだと考えられます。
    他のエサの詳細が不明のため、それらには何かアレルギー物質が含まれていたり、消化不良を起こしやすい粗悪な穀類やオイルが多く含まれていた可能性は否定できません。」
  • ★★★★★ 匂い軽減しました
    マンションで室内飼いです。今までモンプチでした。ウンチをすると、家中に強烈な匂いがしていたのですが、この餌に変えてから、おしっこやウンチの匂いがかなりしなくなりました。
    マンションなので、匂いがしないのは、かなり助かります。また、匂いが低いのは猫のお腹にも負担が少ない証拠だそうです。食いつきも良いです。よく食べます。
    「先ほども説明しましたが、メディファス室内猫用には、通常のメディファス1歳~と比較して、オリゴ糖が約1.5倍含まれています。
    腸内環境が整うことにより、便の状態が良くなり、臭いも少なくなる傾向にあります。こういったそれぞれの環境に合わせて商品が選べるという点は、人気の理由といえそうです。」

メディファスの口コミ【楽天市場】

  • ★★★★★ 再発していません
    1歳の時に尿路結石になりましたが、それ以降これを与えていますが、再発していません。もうすぐ10歳のオスで、がっちり体形に育っています。
    「1歳で結石を経験されているということは、水分をうまく摂取できなかったり、ストレスをためやすかったりと、結石ができやすい体質の猫と考えられ再発のリスクも高くなります。
    10歳まで再発なく過ごせているということは、飼い主さんの努力もあると思いますが、尿路結石を予防するためにマグネシウムとカルシウム含有量を的確に調整しているメディファスの効果もあるでしょうね。」
  • ★★★★★ ずっとメディファスです
    1歳の時に尿路結石となり、しばらく病院の療法食を与えていたのですが、値段が高く、買いに行くのも手間で・・・。そこで、このメディファスにして5年以上経ちましたが、再発することなく、元気に育っています。メディファスは我が家の猫に欠かせないものです!
    「こちらも1歳で結石を経験されているため、リスクの高い猫だと言えます。
    結石にはマグネシウム由来、カルシウム由来と種類があり、猫によってできやすい結石も違うため、やはり医師に指定された療法食を与えることが最善の対策でしょう。<参考:獣医内科学(小動物編)>
    しかし、たしかに療法食は高価で入手に手間がかかることも事実です。メディファスを代用して今のところ再発はないようですので、定期的に病院で診察を受けて問題がなければ、メディファスで結石予防を続けられても良いかもしれません。
    コストパフォーマンスや入手しやすい点も、メディファスが人気の理由の一つのようですね。」

メディファスの良い点・悪い点【豊富なラインナップ、原材料、栄養成分、コストなど】

ここまで口コミを見てきましたが、やはりネット上の口コミはあまり信用できないという方も多いですよね。

そこでここからは獣医師目線でメディファスの原材料や栄養成分、さらにコストなどを徹底解剖し、メディファスの良い点・悪い点をまとめたいと思います。

 

【メディファスの良い点】ラインナップが豊富!年齢や生活習慣に合わせて選べる!

口コミでは、メディファス「1歳~/室内猫用/チキン・フィッシュ味」についてのみ評判をみてみましたが、メディファスには他にも多くの商品が揃っています。
口コミを確認した「1歳~/室内猫用/チキン・フィッシュ味」という商品名を見ていただけばわかるように、メディファスは、年齢×飼育環境×味の3つのポイントで商品を選ぶことができるよう、豊富なラインナップが揃えられています。

もちろんラインナップごとに、それぞれの猫に適した栄養成分となるよう、微妙にレシピが異なっています。

■メディファスのラインナップ一覧
まずは、商品ラインナップ一覧を表にまとめました。

子猫 1歳から 7歳から 11歳から 15歳から
通常用

チキンorフィッシュ

チキンorフィッシュ

ダイエット用  -  -  -
室内猫用  -  -
去勢・避妊ケア    〇(手術後~10歳くらいまで)   -
高栄養     -   〇
美しい毛艶  -    〇(1~10歳くらいまで)    -

表にまとめると、本当に商品の種類が多いですね。
なんと「メディファス」シリーズは、15ものラインナップが揃っています
尿路結石は、全ステージの猫で起こりやすい疾患ですので、それぞれのステージで適切な商品が用意されているのは、ずっと使い続けられて飼い主さんとしては安心ですね。

猫は味覚や嗅覚が発達しているため、飼育途中でキャットフードを変えることは難しい場合も多いです。
猫にとってもフードの変更は大きなストレスになってしまったり、気に入らなくて全く食べなくなる猫も稀にいます。

■ラインナップごとの栄養成分のちがい
では、ここからは肝心のラインナップごとに違う栄養成分についてみていきましょう。

今回は、最もわかりやすい通常タイプ(チキン味)の【子猫】【1歳から】【7歳から】【11歳から】【15歳から】において、それぞれどういった栄養成分の違いがあるのか解説したいと思います。

マグネシウム含有量

(%)

カルシウム含有量

(%)

備考 <参考:獣医内科学(小動物編)>
できやすい結石 適切な尿pH
子猫 0.09 1.1 ストルバイト
(リン酸アンモニウムマグネシウム)
6.5以下
※酸性よりにすることでストルバイトができにくくなります
1歳から 0.081 0.8
7歳から 0.08 0.7 ストルバイト
(リン酸アンモニウムマグネシウム)

シュウ酸カルシウム結晶
6.5くらい
11歳から 0.08 0.7 6.5以上
※アルカリ性よりにすることで、シュウ酸カルシウム結晶ができにくくなります
15歳から 0.08 0.7

 

こちらの表をみていただくとわかるように、年齢ごとにできやすい結石というものが異なります
猫の結石には、ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)と呼ばれるマグネシウム由来のものと、シュウ酸カルシウム結晶というカルシウム由来のものがあります。
メディファスは、年齢ごとにマグネシウム含有量とカルシウム含有量を微調整することで、結石ができにくくなるような工夫がされています

しかし、獣医師目線では、これらはあくまでも理想値であり、実際は尿路に存在する細菌の分泌物によって酸性に傾いたり、アミノ酸摂取量によってpHが変わったりと変動があります。
キャットフードに含まれるミネラル量による影響を軽減させているだけで、本来は尿路感染(膀胱炎)を予防したり、水分摂取量を増やしたりといった日常生活で気を付けるポイントの方が、重要であったりもしますので注意してください
予防フードを与えているから安心して油断しないでくださいね。

他にも、室内猫用はカロリー5%カットや便の匂いを軽減するためにオリゴ糖を多く含有させていたり、ダイエット用や避妊・去勢ケアはカロリーを10%カットして肥満予防を兼ねたレシピに調整されています。
毛艶ケアは、ヒアルロン酸が高配合されているそうで、まるで人間の美容製品のようですね。

獣医師としては、通常タイプか室内猫用が年齢ごとの商品が用意されていておすすめです。

 

【メディファスの悪い点】原材料に“穀類”や“ミートミール”が含まれる!

ここまでメディファスの良い点をたくさん説明してきましたが、メディファスの原材料には気になる点がいくつかあります。
下記は、メディファス「1歳~/室内猫用/チキン・フィッシュ味」の原材料、上位8品目です。

穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、
肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、
豆類(おから)、
油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、
セルロース、
魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源、フィッシュエキス)、
糖類(フラクトオリゴ糖)、
卵類(ヨード卵粉末)

これを見ると、最も多く含まれているのが「穀類」であることがわかります。

とうもろこしやコーングルテンミールは、高カロリーのため大きな体を維持できるようにと家畜の飼料としてよく使用されているものです。

猫は肉食動物で、穀類を消化吸収し栄養として利用することはほとんどできません。
そのため、キャットフードに使用される場合は、カロリー補給と嵩増しのために使用されていると考えるのが一般的です。猫にとって栄養価はとても低いものになります。

2番目には、肉類がきており、肉食動物の猫にとっては必要な栄養素が含まれています。
しかし、肉類の中身が、ミートミール・チキンミール・チキンレバーパウダーとのことで、品質面や安全面において、やや心配です。

とくに「ミートミール」は、家畜はもちろん様々な食肉廃棄物をもとにつくられており、牛肉などの高アレルゲンが含まれている可能性が高く心配ですね。

 

【メディファスの良い点】コストパフォーマンスが素晴らしい!高価すぎて療法食が続かなかった方にもおすすめ!

さて、原材料に「穀類」や「ミートミール」が含まれている点を指摘いたしましたが、これらが大部分を占めているということは、原材料にかかるコストが少ないということでもあります。
そのため、メディファスは他のプレミアムキャットフードや、療法食と比べて、比較的安価な料金設定となっています。
今回も、メディファス「1歳~/室内猫用/チキン・フィッシュ味」をもとにコストを算出してみました。

4kg猫 75g/日 60円/日

280g×2袋(700円)をもとに計算して、4kgの猫で1日あたり約60円のコストになります。他のプレミアムキャットフードが平均100円前後なのに比べると少し安いです。

 

メディファスキャットフードの総評

「メディファス」は、日本のメーカーによって製造販売されており、完全国内生産です。
安価なため、原材料の中には「穀類」や「ミートミール」といった低コストの素材が含まれており、猫にとって栄養価の低い点や、健康面への悪影響など心配な点もあります。

しかしながら、とくに過去に尿路結石を患った猫を飼っている飼い主さんなどには、低価格で結石予防の効果が期待できるという点で、人気が高いようです。
年齢や生活習慣によって選べる豊富なランナップが用意されている点も魅力的ですね。

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