【キャットフードの酸化】気になる健康への影響は?酸化を防ぐ正しい保存方法

大切な飼い猫に与えるキャットフードですが、せっかく原材料にこだわった無添加のものを選んだのに、開封後に品質が劣化してしまっては台無しですよね。開封後に正しく管理しないと、キャットフードは酸化してしまいます

酸化したキャットフードは、臭いのせいか猫の食いつきも悪くなり、また毒性のある物質が生成されて猫に健康被害を及ぼす可能性も否定できません。そのためキャットフードが酸化していないか与える前に確認し、気になる場合は処分した方が良いでしょう。

 

キャットフードも含めた食品の酸化を防ぐための正しい保管方法は、食品パッケージなどでよく見かける『直射日光の当たる場所を避けて、風通しの良い場所で保管してください』という条件を守ることです。

飼い猫の健康のためには、高品質なキャットフードを選ぶことはもちろん、開封後の管理にも注意しないといけないということですね。

キャットフードの酸化について

キャットフードは一回使い切りのパウチや缶詰以外は、一度開封した後もしばらく使い続けますよね。とくにドライフードも1袋の容量も多く、飼い猫が1匹の場合などは、約1か月~2か月程度で使い切るものがほとんどではないでしょうか。開封後は正しい管理方法で保管しておかないと、キャットフードが酸化すると言われています。

キャットフードには、たんぱく質(アミノ酸)、脂質が多く含まれています。これらの物質は、

①空気に触れる

②光にあたる

といった条件下において『酸化』という現象を引き起こします。

イメージとしては、不安定な物質が、酸素と同じ空間にいると、光などの刺激によって酸素とくっついてしまうという現象です。酸素とくっついてしまうと、化学的に異なる物質となってしまい、本来もっていた栄養素が失われたり、はたまた毒性を引き起こすものもあります。

酸素と光があれば酸化するための最低限の条件が揃っていることになりますが、ここでさらに高温・多湿などの条件が重なることで、『酸化』という化学反応の起こるスピードがあがってしまいます。

つまり、空気に触れていて、直射日光があたる高温多湿のところで保管されているキャットフードは、非常に酸化しやすいということになります。

 

気になる!酸化したキャットフードによる猫の健康への影響

酸化したキャットフードは、猫の食いつきが悪くなるとも言われています。しかし食いつきだけではなく、健康への影響も気になるのでまとめてみました。

キャットフードに含まれる油脂の酸化=過酸化脂肪酸の発生

まずキャットフードに含まれる物質の中で、非常に酸化しやすいものが「脂質」になります。
キャットフードは最後のコーティングの際に、鶏脂などの「動物性油脂」や大豆油などの「植物性油脂」がふきつけられています。したがって、キャットフードの表面にあり、酸素にふれやすい物質と言えます。

油脂が酸化してしまうと、過酸化脂肪酸が発生します。この過酸化脂肪酸は猫に胃腸障害を起こしたり、腸から吸収されて肝臓で「アルデヒド」に分解されると、脳細胞などのさまざまな細胞傷害を引き起こすことが考えられます。

キャットフードに添加されたアミノ酸の酸化=硫黄化合物の発生

また脂質に劣らず酸化しやすい物質が、「アミノ酸」です。キャットフードは殺菌などの目的でいったん高温処理されています。そのためアミノ酸などがこわれてしまっています。

これら失われたアミノ酸を、やはり最後のコーティングの工程で、添加物としてふりかけています。つまり空気に最もふれやすいところにアミノ酸があるため、酸化しやすいと言えるでしょう。こちらもキャットフードの表面にあり、酸素にふれやすい物質と言えます。

アミノ酸が酸化すると、硫黄化合物が発生します。こちらは臭いがきつく猫の食いつきへの影響が最も懸念される一方で、健康への影響も明らかではなく影響がないとは言い切れません。

 

【酸化したキャットフードの見分け方】3つの特徴とは?

酸化したキャットフードが猫の健康への影響も示唆されたということで、酸化したキャットフードを正しく見分けて猫には与えないようにしたいですね。

そのためには酸化したキャットフードの特徴について知っておきましょう。主な特徴は3つあります。

臭いの変化

まずは、キャットフードに含まれる脂質やアミノ酸が酸化すると、それぞれ特有の悪臭を発します。どんな臭いかというと、みなさんおそらく一度は嗅いだことがあるでしょう『加齢臭』のような臭いになります。

加齢臭は動物性油脂を多く摂取する人で強いといわれている臭いですよね。酸化した脂肪酸や、そこから生成されたアルデヒドなどの匂いになります。アミノ酸が酸化した臭いの方が強く、硫黄化合物独特の悪臭があります。こちらは口臭などをイメージすると近いかもしれません。

酸化による臭いは、カビや細菌によって腐敗した時の「腐敗臭」とはまた違っていますので、ぜひキャットフードの袋を開けたときは注意して臭いをかいでみてください。そして少しでも気になった場合は、猫には与えず処分した方が良いでしょう。与えても臭いが良くないため猫は食べない可能性も高いです。

味の変化

一方、味はというとそれほど変化が感じられない場合も多いようです。

私たち人間が与える前に味見をして確かめるということもできないため、味の劣化は猫が食べるかどうかで判断するしかないでしょうね。実際は、脂質成分の酸化によって味にも変化が出るようです。

色の変化

実は酸化によって色も変化する可能性があります。

それは、色素成分というものは光感受性が高く酸化しやすい物質だからです。どういった物質が酸化されるかにもよりますが、通常酸化がすすむと色が薄くなっていく(退色していく)傾向にあるようです。

【キャットフードの酸化を防ぐ方法】守るべき4つの条件

酸化したキャットフードの特徴や、猫に与えた場合の健康への影響について考えてきましたが、やはり基本は酸化しないように正しく管理することが第一でしょう。

キャットフードが酸化する条件は、①酸素、②光で、さらに酸化が促進される条件は、③高温・多湿でした。

キャットフードはこれらの条件にならないように保管しておけば、酸化を防ぐことができます。したがって、キャットフードの正しい管理方法は、

  • 密封された容器に入れて、空気にふれないようにすること
  • 光が当たらないように遮光の容器に保管すること
  • 遮光の容器に入れたとしても、高温になることを防ぐために直射日光が当たる場所には保管しないこと
  • 多湿を避けるために、風通しの良いところに保管すること

という4つの条件を満たすことです。

この4条件を守っていれば、キャットフードの酸化を最小限に防ぐことができるでしょう。

酸化やカビを防ぐキャットフードの正しい保管方法

キャットフードは使い切りタイプのもの以外は、開封後に1~2か月程度保管する必要があります。

キャットフードは、空気に触れやすい表面に脂質やアミノ酸が多く存在しているため酸化しやすいと考えられます。脂質やアミノ酸が酸化すると、悪臭がして猫の食いつきが悪くなるほか、発生する物質による健康への影響も懸念されます。

酸化を防ぐためには、開封後のキャットフードを遮光の容器に入れて密閉し、直射日光の当たる場所を避けて、風通しの良い冷暗所に保管する必要があります

市販のキャットフードの中には、すでに遮光の密封できるチャックつき袋に入っているものもあるため、開封後の入れ替えなどの手間を省くためにはそういった包装にこだわっているキャットフードを選ぶのも良いでしょう。

安全でおすすめできるキャットフードについては以下のページで解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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