【猫の嘔吐】毛玉や食べ物、原因を知って適切な対策を!適したキャットフードは?

飼い猫が嘔吐をすると、心配になりますよね。

猫は犬と比べて嘔吐しづらい動物と言われていますが、時に毛玉を吐いたり食べ物を吐いたりすることもあります。飼い猫が嘔吐しているのを見つけたときは、どういった物を吐いてしまったのかを確認し適切に対処しないといけません

とくに食べ物を吐く場合は、背景に重大な疾患が隠れている場合もあるため、普段からしっかりと確認するようにしましょう。また、毛玉を吐く回数が多い場合は、「毛玉ケア」の効果があるキャットフードに変更することも検討すると良いでしょう。

猫の嘔吐とは

猫はあまり嘔吐をしない動物といわれています。しかし、体質や習性などによる個体差もあり、頻繁に嘔吐を繰り返す子もいます。

「嘔吐」とは、胃に入ったものが吐き出される行為です。
胃の手前である食道が詰まって食べ物などが出てくる場合は、嘔吐ではなく“吐出”といい噴出するように勢いよく出るのが特徴です。

一方、嘔吐は胃の内容物を吐き出すため、猫は「吐く」という行為だけで結構な体力を消耗します。
週に1回程度ならそれほど負担ではないですが、何度も嘔吐する場合は体力消耗などによる免疫力低下などにも注意が必要です。

 

猫が嘔吐する原因【毛玉・食べ物】

猫の嘔吐の原因は、主に「毛玉(ヘアボール)」と「食べ物(フードやおやつ、猫草)」が考えられます。それぞれ詳しくみていきましょう。

猫が毛玉を吐く理由

猫は毛繕いをするという習性があります。
毛繕いをする理由はいろいろあると言われていますが、大きく【体温調整】と【体臭管理】の2つの理由が考えられます。

猫は人間のように全身に汗腺がなく、肉球部分しか汗をかくことができません。そのため、毛繕いしながら、暑い日は体温を下げ、寒い日は毛並みを良くし保温効果を高めるといった工夫をしていると言われています。
また、猫は自分の臭いを消す努力をします。排泄後に砂をかけるのもそういった理由からで、毛繕いも体臭を消すための努力の1つだと言われています。

このように猫にとって意味のある毛繕いですが、その結果、毛を飲み込んでしまいます。
通常は飲み込んだ毛は便と一緒に排泄されますが、胃に溜まってボール状になったものを「ヘアボール」とよびます。

ヘアボールができると、食事が胃から下に通過できなくなりと、嘔吐によって吐き出されることがあります

長毛種や換毛期は、とくにヘアボールができやすく毛玉を吐く回数が多くなるのが特徴です。

 

猫が食べ物を吐く理由

一方、毛玉は含まれておらず食べ物だけを吐く場合もあります。

その場合は、消化不良やアレルギーといった胃腸疾患や便秘、はたまた脳疾患によって誘発されている可能性もあります。他にも猫風邪など感染症による胃腸炎や、多くの疾患が原因で嘔吐が引き起こされる場合もあります。

胃腸疾患
消化不良やアレルギーなどによる胃腸疾患がある場合、胃が刺激に敏感になり嘔吐しやすくなります。
また便秘の場合も胃の内容物が腸に流れていかず、嘔吐することもあります。

消化不良は炭水化物(とくに穀類)が多く含まれるフードを与えている場合に起こりやすくなります。また胃腸アレルギーは、牛肉、乳製品、小麦、大麦、卵などによって引き起こされやすいことが知られています。

参考文献

Food allergy in dogs and cats: a review. Crit Rev Food Sci Nutr, 2006

脳疾患
嘔吐というと、消化管が原因になると考えがちですが、脳疾患やホルモン異常によって嘔吐が引き起こされる場合もあります
脳の脳幹部には嘔吐運動に関わる中枢「嘔吐中枢」という領域があり、脳腫瘍などによってこの部分が刺激されたり、中耳炎などで内耳の半規管で起こった刺激が嘔吐中枢も興奮させることにより、嘔吐が引き起こされることがあります。

また、猫に多い疾患である「甲状腺機能亢進症」では、ホルモンが過剰分泌され、メカニズムは明らかではありませんが嘔吐が引き起こされることがよくあります。

参考文献

動物生理学・初版 2003

その他
その他、全身に影響を及ぼすようなあらゆる疾患で嘔吐が引き起こされる可能性があります
1日1回以上、毛玉以外のものを吐く場合は一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。

 

毛玉を吐く場合の対策【おすすめのキャットフード】

毛玉を頻繁に吐いてしまう場合の対策は大きく3つあります。

1つ目は、毛繕いで飲み込んでしまう毛の量を減らすためにブラッシングをしてあげることです。
とくに換毛期や、長毛種の場合は、こまめにブラッシングをしてあげると良いでしょう。ブラッシングが好きな猫の場合はコミュニケーションにもなって非常に良いですね。その一方、嫌いな子はなかなかさせてくれずに困りますが………

2つ目は、動物病院で除毛剤を処方してもらうことです。

3つ目は、飲み込んだ毛をうまく便に排泄できるような、毛玉ケアに優れたキャットフードへの変更です。

ここでは、手軽で、ブラッシングが苦手な猫にでも実施できるキャットフードでの対策について詳しく説明したいと思います。

 

毛玉ケアに適したキャットフードの選び方

毛玉ケアに適したキャットフードは、飲み込んだ毛を胃に溜めこまずスムーズに腸に流し、便として排泄できるように「食物繊維」がしっかりと含まれているキャットフードを選ぶと良いでしょう。

食物繊維は毛玉形成を抑えるだけではなく、骨盤が狭くて便秘になりがちな猫の便通改善にも役立ちます。

では、実際に毛玉の形成を抑える効果が期待できる「食物繊維」をたっぷりと含んだ特におすすめのキャットフードをご紹介したいと思います。

 

カナガンキャットフード

  • 主な原材料:骨抜き生チキン、乾燥チキン、サツマイモエンドウ豆、、、アルファルファ、、、オオバコ、、

おすすめポイント:炭水化物は、小麦や米などの穀類のかわりにサツマイモやエンドウ豆を使用しています。

サツマイモもエンドウ豆も食物繊維が豊富です。またアルファルファやオオバコも食物繊維が豊富で、機能性食品としての人気も高まっています。

グレインフリーで素材にこだわっている点なども含めて胃腸を健康に保つためにおすすめのキャットフードです。

 

ナチュラルチョイス毛玉トータルケア

  • 主な原材料:チキン生肉、乾燥チキン、、、オーツ麦繊維、、アルファルファミール、、、オオバコ種皮、、(粗繊維:11%)

おすすめポイント:まさに毛玉ケア用につくられたキャットフードで、オーツ麦繊維にアルファルファミールといった繊維が含まれています

栄養成分のうち、粗繊維がなんと11%を占めています。一般的なキャットフードは1%程度ですので驚異的な数字と言えるでしょう。

さらに注目すべきはオオバコ種皮で、可溶性の食物繊維を多く含み便通改善に非常に高い効果が期待できます

食べたものを吐く場合の対策【おすすめのキャットフード】

一方、吐物に毛玉は含まれておらず、明らかに食べたものを吐き出している場合は、多くの原因が考えられます。

その中でも胃腸障害による嘔吐は最も考慮しないといけない原因の一つでしょう。

肉食動物である猫は、炭水化物(とくに穀類)の消化が苦手で与えているキャットフードによっては消化不良を慢性的に起こしてしまっている可能性があります。また、猫にアレルギーを引き起こしやすい物質(アレルゲン)として、とくに牛肉はよく知られています。

これらの胃腸障害を引き起こしかねない原材料をなるべく含まないキャットフードを与えることで、嘔吐をなくすことができるかもしれません。参考として、下記に「グレインフリー」のキャットフードの中で高品質なおすすめのキャットフードを紹介しておきます。

なお「牛肉フリー」のキャットフードは、多くのメーカーから販売されています。

原材料に「ミートミール」と記載がある場合は多くの場合、牛肉が含まれているため選ばないように気を付けてください

【グレインフリーのキャットフード】

カナガンキャットフード シンプリーキャットフード  ナチュラルチョイス
(スペシャルケア:穀物フリー)
シンプリーキャットフード

 

【猫の嘔吐】原因と対策(まとめ)

猫の嘔吐には、毛玉を吐き出す場合と、食べ物を吐く場合に大別できます

毛玉は、猫の習性である毛繕いによって毛を飲みこむことによって起こります。毛玉対策として、こまめなブラッシングや除毛剤による毛玉の除去をしつつ、食物繊維が豊富なキャットフードを与えて毛玉ができにくい消化管内の環境作りに努めるとよいでしょう。

食べ物を吐く場合には、胃腸障害、脳の疾患、ホルモンバランスの崩れ、全身的な体調不良といった多くの要因が考えられます。

胃腸障害は、猫にとって消化不良をおこしやすい穀類の摂取や、アレルギー源となりやすい牛肉の摂取などが原因の可能性もあります。適切なキャットフードに変更して様子をみてもよいでしょう。なお、嘔吐が頻繁に続く場合は、他の要因を考えて動物病院を受診するようにしてください

飼い猫が嘔吐をすると、心配ですよね。「嘔吐」という行為はそれだけで体力を消耗するものでもあります。飼い主として、どういった物を吐いてしまっているのかをしっかりと確認し、原因を考え適切な対処をしてあげましょう

当サイトおすすめのキャットフードは以下で詳しく解説していますので、併せてご覧頂けますと幸いです。

おすすめキャットフードランキング

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です