成猫 1~7歳(人間の年齢:20~40代)のキャットフードの選び方

猫にとって、最も好奇心旺盛で活動的な時期が1~7歳(人間の年齢:20~40代)です。時には猫らしく自由気ままにのんびりと過ごす日もありますが、飼い主と一緒にオモチャで遊んだり、他の猫とじゃれ合ったりと、社会性も身に着けながら立派な成猫に成長する時期とも言えます。

1歳を過ぎるととたんに顔立ちも大人っぽくなり、体格も立派な成猫そのものです。動く分だけ筋肉の量も増え、毎日の消費カロリーは多くなります。そんな元気盛りの成猫1~7歳には、カロリー補給が十分でき、筋肉や骨に必要な栄養素もしっかりと含まれているキャットフードを選びましょう

他の年齢のキャットフードの選び方も以下で解説していますので、併せてご覧頂けますと幸いです。

成猫の平均体重と基礎代謝

成猫といっても、猫には色々と種類があります。まずは代表的な猫の体格について簡単にご紹介したいと思います。1~7歳の猫がどんなに活動的でカロリー消費が多いといっても、食事やおやつの与えすぎは肥満を招きます。そこであらかじめ飼い猫の標準的な体格を知り、適正体重と基礎代謝を算出したら、その数値から実際の食事量の目安などを計算してみましょう。

体格 平均体重(kg) 基礎代謝(kcal) 性格
アメリカンショートヘア 中型 ♂4~6

♀2.7~4

♂120~150

♀100~120

自立心が強く慎重

多頭飼育△

マンチカン 小型 ♂3~4

♀2.5~3.5

♂100~120

♀80~110

好奇心旺盛

多頭飼育◎

スコティッシュフォールド 中型 ♂4~6

♀2.7~4

♂120~150

♀100~120

好奇心旺盛

多頭飼育○

ロシアンブルー 中型 ♂3~5

♀2.2~4

♂110~140

♀80~120

我が侭で大人しい

多頭飼育△

メインクーン 大型 ♂6~9

♀4~6

♂150~200

♀120~150

明るく知的

多頭飼育◎

参考文献

全日本動物専門教育協会発刊「イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科」/獣医内科学(小動物編)

猫にも、小型~中型~大型とさまざまな種類があり、種類によって体格が異なります
最近人気急上昇中の「マンチカン」は、小型で成猫でも3、4kgと本当に小さいです。室内飼育に適しており、性格も適度に好奇心旺盛で、他の種類の猫や他の動物、子供たちとも仲良くできる性格です。このように分析すると、人気の秘訣がわかりますね。
一方、昔から人気の「アメリカンショートヘア」や「ロシアンブルー」は、よく見る体格の中型です。成猫は4~6kgほどで、性格もいわゆる猫らしさがあります。他の動物と遊んだり、飼い主にベタベタと甘えたりはせず、単独飼育で、室内だけではなく外にも出られるような環境が向いているでしょう。


大型の猫には「メインクーン」などがおり、体重はなんと大きい子で10kg近くまで達します。小型の「マンチカン」と比べると何倍もの体格の差がありますね。


このように同じ成猫(1~7歳)の時期でも、猫の種類によって体格が異なり、その分消費カロリーも違ってきます。基本的に1日に与える食事量は、体重から算出できる「基礎代謝」と、性格や飼育環境から見積もった「消費カロリー」の合計を目安に量を決めると良いです。あとはその量で体重の大きな増減がないかを確認しておくと安心です。

性格の違いで消費カロリーがかわる?性格別 成猫(1~7歳)の活動量

では、実際に性格の違いでどの程度「消費カロリー」は変わってくるのでしょうか。
先ほどの表にも少し書きましたが、猫にもさまざまな性格があります。種類によってある程度の傾向が決まっていますが、同じ種類でもそれぞれの子によって少しずつ性格は異なってきます。とは言いましても、基本的に1~7歳の時期はどの種類の猫も元気いっぱいで、遊ぶのが好きな子が多いですね。そのため、よほど怠惰で動かないなどという場合を除いて、基礎代謝量の半分程度のカロリーを消費カロリーとして上乗せします。つまり基礎代謝×1.5倍程度のカロリーを毎日消費すると覚えておくと楽ですね。

先ほど書いたように、よっぽど怠惰で動かない場合は、消費カロリーを少し低く見積もりましょう。だいたい基礎代謝×1.5×0.7~0.8といった計算でカロリー計算をした方が良いと思います。そして、せめて1週間ごとに体重を測定し、標準体重より重くなっていないか(肥満気味ではないか)などを確認して、随時食事量を見直しましょう。

それぞれの猫に合ったキャットフードの選び方【性格×生活環境】

ここからは、実際にそれぞれの猫に合ったキャットフードの選び方を具体的にお話したいと思います。まずは猫をタイプ別に分けて考えましょう。
活動量に影響を与えると考えられる性格については「元気」もしくは「大人しい」の大きく2つに分けて考えます。また飼育環境については「室内飼い」もしくは「外飼い」の違いと、もう一点活動量に大きな影響を与えうる「多頭飼い」もしくは「単独飼い」の観点で分けてみました。これらのタイプを組み合わせて、それぞれの特徴にあったキャットフードの選び方を考えていきます。

消費カロリー★★★★★【元気×外飼い】or【元気×室内飼い(多頭飼育)】

もともとの性格が元気な上に、自由に動き回れる環境や、室内でも他の動物と一緒に遊ぶことができる環境にあるため、毎日の消費カロリーは多めです。そこで、まずは十分なカロリーが摂取できるキャットフードを選ぶとよいでしょう。また飛んだり走ったりと、よく動き回る子はその分だけ筋肉量も増えます。筋肉の再生や骨を丈夫にするためにも『高たんぱく』であることも重視したいですね。

消費カロリー★★★★☆【大人しい×外飼い】or【元気×室内飼い(単独飼育)】

いわゆる猫らしい性格の場合、実は日中は自由に外に出られる環境にいても、それほど運動量は多くないのが現実です。また元気で好奇心旺盛な猫も、室内で単独飼育の場合はどうしても運動量は少なくなりがちです。そのため、とくに『高カロリー』や『高たんぱく』にこだわる必要はなく、標準的なバランスの良いキャットフードを選べばよいでしょう。

消費カロリー★★★☆☆【大人しい×室内飼い(単独・多頭飼育)】

大人しくて、さらに室内飼育の場合はカロリー消費が少ない傾向にあるでしょう。この特徴の猫で心配なのは、キャットフードへの食いつきが悪くなってしまうことです。基本的によく遊ぶ猫は性格もおだやかで、さらに運動してお腹がすくため食いつきが良いです。一方、大人しい猫は慎重な性格や、やや好みにうるさいタイプの猫が多いです。猫が好む味のキャットフードで、質も良いものを選んであげたいですね。

 

高たんぱくのおすすめキャットフードは?

では、具体的におすすめのキャットフードを紹介していきます。

100gあたりのカロリー
カナガンキャットフード

(チキン/グレインフリー)

約390kcal
シンプリー

(サーモン/米)

約380kcal
ジャガー

(チキン・サーモン/グレインフリー)

約383kcal
モグニャン

(白身魚/グレインフリー)

約374kcal

上の表は、添加物不使用・高たんぱくで質の良いキャットフードを4種類あげて、カロリーを比較したものです。

元気盛りの1~7歳の成猫には必要なカロリーが十分摂取できるキャットフードを選ぶことが大切でしたよね。
ご存知の方も多いと思いますが、高カロリーなキャットフードの特徴は炭水化物を含んでいることです。しかし、猫は肉食動物ですから、人間のように長い腸をもっていません。そのため消化によくない穀類(グレイン)は胃腸障害を起こすことも多く、なるべくグレインは含んでいないものを選びたいところです。グレインフリーのものの中では、チキンなどの肉を主原料にしているキャットフードは比較的高カロリーとなっています。

【カロリー重視】

この4つのキャットフードのうち、消費カロリーが多い(先ほど紹介した星5つ★★★★★の特徴をもつ)成猫には、やはりグレインフリーにもかかわらず、カロリー摂取も容易で、高たんぱくな『カナガンキャットフ―ド』が一番です。
しかし、猫によってはチキンの味を好まない場合や、アレルギーが心配だという場合におすすめなのは『シンプリー』です。サーモンが原材料のためカロリーが低くなりがちなのですが、お米(グレインの中では消化が良いです)を含んでおり、比較的高カロリーに仕上がっています。

【カロリー控えめ】

一方、消費カロリーが少ない(先ほど紹介した星3つ★★★☆☆の特徴をもつ)成猫には、肥満予防のためにも低カロリーなものを選ぶとよいでしょう。低カロリーのキャットフードというと、最近は野菜や豆、芋類などを主な原材料にしたキャットフードも出ています
しかし、先ほども少しふれましたが、この特徴をもつ猫は好みにうるさいタイプや、食いつきが悪いといった問題があります。猫は肉食動物ですから、病気やアレルギーなどでどうしても肉や魚を食べられない場合を除いて、やはり猫が喜ぶチキンやサーモンを主原料としたものを選んであげてほしいものです。そこで白身魚を主原料とし、比較的低カロリーに抑えられている『モグニャン』はぜひ、ためしていただきたいと思います。

モグニャン<口コミ>

実はモグニャンは、好みにうるさい猫でも食いつきがいいとの口コミもあり、そこが人気の理由の一つでもあるようです。実際にモグニャンの公式HPでも、猫はその生態から「香り」が食欲に与える影響は大きいといったことを獣医さんが解説されていました。

『モグニャンキャットフードは、袋を開けたとたんに美味しそうな魚の香りがするのが良いですね。猫は嗅覚、味覚、触覚、食べた後の生理的感覚などによって食べ物を選んでいますが、その中でも嗅覚は特に重要です。
猫は美味しい香りには敏感で、遠く離れたところにいても食べ物の香りがすると鼻をクンクンしながら近寄ってくることがしばしば。鼻づまりなどで匂いをかげなくなると、好物の食べ物を目の前においてもまったく食べなくなることもあるほどです。そのため、キャットフード選びの際は香りが大切な要素の一つになります』

参考

【モグニャン】公式ホームページ こうめ動物病院 院長先生のコメント

 

さて、今回は無添加で高たんぱくなキャットフードの中から、おすすめのものを紹介させていただきました。
こちらで今回紹介したキャットフード以外にも、安いものからやや高級なものまで、原材料もさまざまな多くの種類のキャットフードが販売されています。それらの中から、1~7歳の若くて最も活動的な成猫にぴったりのキャットフードを選んであげていただきたいと思います。この時期に低品質で粗悪なものを選ばないことが、この後7歳~17歳(人間でいうと40代~80代)の生活を健康に過ごすための秘訣かもしれません。

成猫1~7歳におすすめのキャットフード【性格や飼育環境で選ぶ】

元気盛りの成猫1~7歳には、カロリー補給が十分でき、筋肉や骨に必要な栄養素もしっかりと含まれているキャットフードを選んであげましょう。しかし猫にも、小型~中型~大型と種類があり、種類によって体格が異なるため、体重から算出される基礎代謝量にも違いがあります。


猫に与える食事量を計算する際は、基本的には『基礎代謝×1.5倍』程度のカロリーを目安にすると良いでしょう。ただし性格や生活環境によっても1日の消費カロリーは変わってきます。飼い主として、飼い猫の様子は普段からよく観察し、それぞれの猫にあった質の良いキャットフードを適量与えるようにしましょう。

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