猫に必要なビタミン・ミネラルとその効能トップ5と上手に摂取するコツ

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ネコの食事

最近では、猫や犬にもビタミンやミネラルが人間と同様に必要だということが分かってきました。

ここでは、ビタミンやミネラルの欠乏や過剰になるとどのようになるのかを紹介し、猫に必要なビタミンやミネラルとその効能、上手に摂取させるコツなども説明します。

猫にビタミンやミネラルが足りなかったり、過剰になるとどうなるの?

欠乏症の症状

ビタミンや、ミネラルの種類にもよりますが、一般的に元気がなくなります。

欠乏症の場合には、突然体調が悪くなるというよりは、むしろ、徐々に元気や体調がおかしくなると思った方がいいでしょう。全ての欠乏症に当てはまるとは言えませんが、以下のような場合が欠乏症には多いです。

  • 成猫よりも、子猫や若い猫などの成長期に表れやすい
  • 徐々に症状が悪化していく場合が多い
  • 急激な変化は少ない
  • 不足しているビタミンやミネラルを補給すると直ぐに改善する場合が多い
  • 慢性的に欠乏すると、その変化に気が付かないことが多い

これ以外にも、異常な行動(イライラしたり、突然走り回ったりなど)をするような場合には、すぐにアニマルクリニックへ行ってください。

過剰に与えた際の症状

過剰に与えた場合には、与えた直後や2、3日後など、急に体調が変化したり、症状が起こったりすることが多いです。また、皮膚など表面上に出やすいのも過剰に摂取した際の特徴の一つです。それ以外にも、以下のような特徴があります。

  • 皮膚湿疹など表面上に出る症状が多い
  • 吐き気や動かなくなるなど、体調が急激に変化する場合が多い
  • 摂取後1週間以内(大抵は数時間から数日以内)に症状や体調不良を示す場合が多い

過剰摂取の場合には、直ぐに対策を講じなければ重篤な状態に陥ってしまう場合があります

そのため、直ぐに最寄りのアニマルクリニックへ連絡してください。また、その時にそのビタミンやミネラルのボトルなども持っていくと便利です。

猫に必要なビタミンとその効能トップ5

では、実際にどのようなビタミンが猫には必要なのでしょうか?その理由とともに紹介していきます。

個体の大きさによって摂取量が違い、自分で計算したりすると、過剰に飲ませてしまう原因になります

そのため、ビタミンやミネラルは食べ物(猫は一回に多く食べられないので、吸収が良いように考えられています)、処方されたもの、または購入した製品の摂取量を良く守り、猫に与えてください。

ビタミンC

ビタミンCは補酵素と呼ばれ、酵素が新しい物質を作り出す際のサポート役です。

とくに皮膚の弾力性やみずみずしさなどを作り出す、コラーゲンやエラスチンの産生を促したり、免疫力をアップさせたりと様々な働きをするため、猫には欠かせないビタミンです。

猫は自分でビタミンCを作り出せると言われていますが、その量だけでは一日に必要な量の10%にも至りません。また、米国などでは歯肉炎は薄めたビタミンCを歯肉炎にかけることによって治すこともありますので、ビタミンCは欠かせないビタミンとなっています。

ビタミンA

目や皮膚組織を保護する役割があります。また、免疫力を高める働きがあることでも知られているビタミンです。しかし、脂溶性ビタミンといって、脂質に溶け込み、尿として体外に排出しないので、摂取量には注意が必要です。

ビタミンAは大きく分けて2種類あります。レチノールと呼ばれ、初めからビタミンAの形になっているものと、βカロテンとよばれ、体内に吸収されてからビタミンAに変化するものがあります。
ただし、猫はβカロテンからビタミンAを作り出す酵素を持っていないので、直接レチノールとして摂取するか、緑黄色野菜の食べ物から吸収する必要があります

ビタミンB群

ビタミンBといっても、その種類は何十種類もあり主に、人間や猫に必要なのは12種類あります。

しかし、各種類のビタミンBの摂取量は違いますので、おすすめなのは、ビタミンB群のサプリメントを購入し、猫の体重に合わせて与えることです。サプリメントならば、その配合が予め計算されているため、安心です。

ビタミンB群は、主に、糖分、脂質、タンパク質の分解に大きく関わってきます。水溶性ビタミンですので、余分な量は尿に溶け体外に排出されます。そのため、ビタミンB群が欠乏すると、低血糖になったり口内炎など皮膚粘膜の炎症が起きたり、貧血や神経痛など体中のありとあらゆる場所に不調がでるようになります。

ビタミンD

骨の形成や、カルシウムの血中への再吸収などに重要な役目を持っています。また、腸からカルシウム分を吸収する際にも、大切です。

ビタミンDは過剰過ぎても、食欲減退や下痢などの体調不良が起きますし、不足しても、骨がもろくなったり、軟化したりしてしまいます。そのため、適量を与えるように気を付けなくてはいけません。

ビタミンE

最近では、美肌ビタミンや抗酸化ビタミンとして有名なビタミンです。

ビタミンEはそれ以外にも、血行を良くしたり、細胞膜を強くすることでも知られています。それにより、動脈硬化や癌などにも効果があると言われるビタミンです。

特に猫は黄色脂肪症と言われる、マグロの刺身などを多く食べることによって起こりやすい炎症性の病気を、ビタミンEで予防することができます。

猫に必要なミネラルトップ5

では、ミネラル分はどうでしょうか。ミネラルとは、農林水産省のHPによると、

「必要な量は少ないのですが、人の体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。」

といわれる無機物の事を一般的には指します。

引用文献:農林水産省HP
http://www.maff.go.jp/j/fs/diet/nutrition/mineral.html

 

カルシウム

不足すると、骨がスカスカになってしまう骨粗しょう症や、骨折などをしやすくなってしまいます。

とくに猫は機敏な動きをするために必要な筋肉の収縮などにもカルシウムが使われるので、重要なミネラルです。しかし、過剰に取りすぎてしまうとカルシウム性結石の原因にもなってしまいますから、適量が大切です。

マグネシウム

マグネシウムもカルシウムとともに骨や筋肉の形成に欠かせないミネラルです。

しかし、過剰に取りすぎるとリンと結合し、ストロバイト結石というものができてしまいます。
また、最近のキャットフードなどにもバランス良く含まれているミネラルのため、あまり欠乏するのを心配しすぎることはありません。

亜鉛

亜鉛は、傷口の治りを早くしたり、アミノ酸からタンパク質を作り出す際の補酵素として働くミネラルです。

私たちと同様に、猫も組織や器官は全てタンパク質からできていますので、亜鉛が欠乏すると組織や器官自体が弱くなり、脱毛症の原因になったり、コートのツヤなど様々な器官に影響が出てきます

鉄は血液の中の赤血球に酸素を取り込み、血液中を移動します。

しかし、鉄分が無いと酸素を取り込めないため、貧血になったり欠乏が酷いと赤血球の形や機能にまで変化を及ぼしてしまいます。猫も同様に、鉄分が足りていないと倦怠感や活発な動きをしなくなり、肌の色やコートのツヤも悪くなってしまいます

鉄分の味は隠せるものではなく、サプリメントで取らせようとしても嫌がってなかなか口に入れてくれないのが現状です。そのため、鉄分を多く含んだ食べ物(レバー、のり、あさり)などから摂取させることをおすすめします。

リン

リンは、カルシウムの再吸収や骨を形成するのに働きます

過剰に摂取すると、カルシウムやマグネシウムなどを結合し、結石を作ってしまう原因になるので、注意が必要です。

 

上手にビタミンやミネラルを取るコツ

それでは、ビタミンやミネラルはどのように猫に取らせるのが効果的なのでしょうか。

食事から

食べ物に含まれているビタミンやミネラルは、消化とともに体に吸収しやすいので食事からこまめに取れるようなビタミンやミネラルは、効果的です

ただ、猫の場合には食べ物によっては全く食べてくれない場合もありますので、食べてくれない場合には、却って摂取するのが難しくなってしまいます。
最近では、キャットフードにビタミンやミネラルが含まれているものもありますので、それらを使うのもおすすめです。少量の摂取でも、欠乏するよりはいいので、定期的に与えたいです。

サプリメントから

サプリメントは、大量に取りたいビタミンなどの場合には向いています

食べ物と同様に、サプリメントも猫が食べてくれない場合には無駄になってしまうので、まずは試供品などで試してみてから与えるのが良いでしょう。

また、脂溶性のビタミン類など(ビタミンA,D,E,K)は、サプリメントだと大量に摂取できてしまう場合があるので、注意が必要です。

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