猫に食べさせてはいけない5つの食べ物とその理由

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  • 猫に食べさせてはいけない5つの食べ物とその理由

猫は一見何でも食べられそうですが、食べられるものは案外少ないのです。

また、好奇心の多い動物ですので、キャットフードだけでなく私たちが食べている物も欲しがります。

しかし、食べさせてはいけない食べ物を上げてしまえば、深刻な病態になりかねないことも多いため、注意が必要です。

ここでは、どのような食べ物を食べてはいけないのかその代表的な食べ物とその理由を紹介します。

どうして食べさせてはいけないのか?その理由5選

私たちがふだんから食べている物だからと言って、猫にも安心というわけではありません。

では、なぜダメなのかその理由とともに紹介していきたいと思います。

体に悪い

猫は私たちよりも臓器が弱く、悪くなりやすいです。体重も人間に比べれば少ないため、私たちにとっては少ない量でも、猫にとっては過剰に取りすぎてしまう場合が多いです。

また、私たちにとっては健康に良い物であっても、猫にとっては害のある食べ物も多いです

そのため、知らないで猫にあげてしまい、体調が悪くなってしまってから初めて気が付く飼い主の人も多いです。

 

猫はその食べ物の消化機能がない

まず第一に、人間と違い、猫の消化機能は弱く、消化酵素と呼ばれる食べ物を分解し腸から吸収させやすくする酵素の数が私たちよりも少ないです。

例えば、私たちでも乳糖不耐症と呼ばれる、牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素がない人がいます。

猫も同様であり、乳糖を分解できないため、市販されている牛乳は飲んでも消化できず、腹痛や嘔吐などの原因になってしまいます。

興奮してしまう

人間でも、カフェインやチョコレートなどは刺激物として分類される食べ物ですが、人間にはそれを分解する酵素が存在したり、肝臓で無毒化されるため、許容量以内に抑えて食べれば体調にも負担がかからないのですが、猫は違います。

刺激物や香辛料などは、猫の肝臓や腎臓などに負担がかかりすぎるため、食べると最悪の場合中毒症状を起こし、死んでしまう可能性もあります。

食べ過ぎてしまう

猫は塩分などの調味料はほとんど必要ありません。しかし、味が濃いためふだんからあまり食べ慣れていないものであれば、食べ過ぎてしまう可能性があります。

とくに、フライドチキンや唐揚げなどは、猫たちも大好きな食べ物ですが、その味付けは濃い味付けが多いため、猫たちの腎臓にはあまりよくありません。

また、食べ過ぎてしまうことにより、人間と同じように逆流性胃炎や胃腸不良などを引き起こしやすくなります。

 

病気になりやすい

病気には、急に体調がおかしくなる急性のものと、病気の期間が長引き慢性化してしまう慢性のものがあります。食べ物によっては急に体調をおかしくするものや、徐々に体をおかしくしてしまうものの2種類があります。

例えば、玉ねぎなどのネギ類は急性の下痢や嘔吐を起こしますが、ラベンダーなどは徐々に肝機能や腎機能をおかしくさせてしまいます。

猫に絶対食べさせないほうがいい食べ物5選

それでは、実際にどのような食べ物が猫には危険なのでしょうか。これらの食べ物は、私たちが実際にふだんから食べている物です。そのため、管理には十分注意しましょう。

チョコレート

上記でも述べましたが、チョコレートは刺激物です。もし猫がチョコレートを食べてしまったら、興奮剤になってしまいます。

チョコレートの主成分であるカカオには、テオブロミンという成分が入っていますが、これが人間は分解できるのですが、猫は分解できません。そのため、体内に入ると中毒症状を起こしてしまいます
カカオがだめなので、カカオが入っていないホワイトチョコレートなどは、中毒性がありません。中毒症状は以下のようになります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 多尿
  • 発熱
  • 興奮

ネギ科の植物やニンニク

ネギ科の植物に共通して言えるのは、赤い血の成分である赤血球が破れ(溶血と呼ばれます)溶血性貧血という貧血になってしまうことです。

溶血性貧血になると、酸素や栄養を血液によって運べなくなってしまうため、息が切れたり、ふらつき、黄疸など様々な症状がでてきて、心疾患になってしまう場合もあります。また、これらは加熱してもその効力は失われません。そのため、ハンバーグやステーキのガーリックソースがけなどは、中毒になりやすいため絶対にあげないでください。

生卵

「猫は元々野生ではないの?」と思われる人も多いと思いますが、実は、白身に含まれているアビジンという成分が、猫には皮膚の炎症を起こさせたり、結膜炎にさせたりする原因になります。

サルモネラ菌も考えられますが、日本の卵の場合には、生卵用の物は、予め消毒をしてありますので、サルモネラ菌で食中毒よりは、アビジンの方が猫には危険です。

イカ・タコなどの軟体動物

これらの軟体動物には、チアミナーゼと呼ばれる酵素が含まれています。その酵素が猫の体内のビタミンB1を分解してしまい、急性のビタミンB1欠乏症を引き起こします

よく、「猫がイカを食べると腰を抜かす」と言われていますが、これは急性ビタミンB1欠乏症のために、けいれんしたり、筋肉が上手く動かなくなるから引き起こされます。また、ビタミンB1欠乏症が酷くなると、低血糖になり意識がなくなるような重篤な症状を引き起こします。

青身の魚

アジやイワシやサバなどの青魚は、私たちには不飽和脂肪酸のオメガ3,6,9などが含まれているとして、体に良いとされています。

しかし、この青魚を猫が食べてしまうと、猫の脂肪が酸化してしまう黄色脂肪症という病気になってしまいます。この病気は、猫の皮下脂肪が炎症を起こすため、激しい痛みや熱、腫れなどを引き起こしてしまいます。

防ぐにはどのようにしたらいいか

それでは、これらの食べ物を猫自体に食べさせないようにするためには、どうしたらいいでしょうか。

一番いい方法は、その食べ物自体を家に置かないことです

しかし、お子さんや家族と一緒に暮らしている場合には、なかなか全ての猫に危ない食べ物を排除するわけにもいきません。そのため、以下のことを試してみてください。

近くに置かない

当たり前のことなのですが、お子さんや自分の食事などで、猫の側に食べ物があると、ついつい食べたくなってしまいます。

そのため、できるだけ猫の近くに置かないようにしたり、チョコレートやお茶などは食べたり飲んだりした後は、すぐに元の場所にしまうようにしましょう。

人間と猫の食べ物を分ける

食卓で食べていると、猫も物欲しげに寄ってくる時があります。そのような場合に、可哀そうなので上げてしまうという人も多いのですが、これが実は猫の体調や病気の原因になっている場合が多いです。

そこで、食卓に居る場合には、可哀そうですがペット用の仕切りなどで、食卓のある場所まで入って来れないようにしたり、私たちの食事の直前に猫の食事を上げ、満腹にさせておくなどするといいでしょう。

子どもが食べている時に気を付ける(一緒に食べてしまいやすいので)

子どもは猫の一番の友だちです。とくに赤ちゃんの頃から一緒に暮らしている猫は、子どもと意思疎通が完璧に取れている場合が多いです。そこで、一番困るのが、この食べ物の問題です。

子どもには、猫にとって害であるかどうかの判断ができません。そのため、子どもに食べ物を上げる場合には、猫から離れてあげたり、一緒に居るような場面では上げないようにしてみてください。

食べてしまったらどうしたらいいのか

では実際に、食べてはいけない物を食べてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。

症状が出たら病院へ連れて行く

やはり、直ぐに病院へ連れていきましょう。食べ物によっては、直ぐに胃洗浄や、チャコールなどで吸着させたりと、専門的な治療が必要になる場合があります

また、慢性的な病気の場合には、治療が長引く場合も多いです。そのため、症状が出たり、様子がおかしい場合には、直ぐに病院へ連れて行って下さい。

様子を見る

症状が出ていない場合には、一旦水を与えて様子を見てみることも大切です。害のある食べ物を吐き出して、治ってしまう場合もあるからです。

そこで、食べ物の種類によってですが、元気なような場合には一晩様子を見てみましょう。

まとめ

猫に害のある食べ物は意外と、私たちの身近にある物ばかりです。

また、お子さんや家族が居る場合には、自分が気を付けていても、家族誰かが知らないうちに猫にその食べ物を与えてしまう場合もあるでしょう。

そのため、食べ物を猫の側に置かないことが一番大切ですが、できない場合には、少し工夫をして猫が食べられないようにしましょう

また、食べてしまった場合には、応急処置よりも先に、症状が出ている場合には動物病院へ行きましょう。症状が出ていない場合には、一旦安静にさせ、様子を見てみましょう。

 

参照文献

1. ペットペディア
https://petpedia.net/article/30/cats_do_not_eat_chocolate
2. 猫の病気辞典
http://www.petwell.jp/disease/cat/

3. 猫に食べさせてはいけないもの、危険なもの、注意するもの
http://www.nekohon.jp/neko/donteat.html

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